妊娠初期の症状(出血、腹痛、つわり)

出血下腹部痛があると「赤ちゃんは大丈夫?」「流産するかもしれない」など心配は尽きません。特に赤ちゃんの心拍が確認出来るまでは不安定で流産率も高い時期です。

それでは、妊娠初期の出血や腹痛にはどんな原因があるのでしょうか。

①子宮膣部びらん、②子宮頸管ポリープ

③絨毛膜下出血(血腫)、④感染

⑤流産、⑥胎盤異常(低置胎盤、前置胎盤)

⑦子宮筋腫や卵巣嚢腫、子宮内膜症、子宮癌、、、

など色々と考えられます。内診、超音波検査、細胞診、培養検査などの診察で原因が見つかることもありますが、原因不明のことも。まずは安静にしてみましょう。お仕事が忙しい場合はお休みしてみることも必要です。

つわりも多く見られる症状の一つです。対策はやはり安静,水分摂取です。仕事や運動は控えて静かにしましょう。食事が取れないときは、血糖値が下がらないように、飴をなめたり、プリンやゼリーなど、臭いが強くない冷たく食べやすいものを食べるのも良いでしょう。体重減少や頻脈など脱水症状あれば治療が必要な場合もあります。妊娠12週過ぎると、つわり症状は軽くなり、15週にはなくなるでしょう。