不正出血について
生理以外のときにも性器からの出血がみられることがあります。このような症状が不正出血です。主に二つの原因があり、一つはホルモン異常による出血、もう一つは子宮や腟に出血の原因がある場合です。
ホルモン異常による出血
ホルモンバランスが崩れてしまうと、排卵が行われなくなったり、排卵するのに時間がかかってしまったりすることがあります。このような排卵異常によって不正出血が起こります。原因を検索しホルモン剤によって治療することがあります。
子宮疾患などによる出血
子宮筋腫やクラミジアによる炎症、子宮がんなどがあると、しばしば不正出血の原因になることがあります。これを器質性出血と言います。いつもの生理期間以外にも不正出血が頻繁に起こります。このような場合は、出血の原因となっている疾患をきちんと治療する必要があります。