低用量ピル
低用量ピルは避妊を目的として広く処方されています。詳しくは「避妊相談」をご覧ください。
ラベルフィーユ
ファボワール
低用量ピルについて
低用量ピルを正しく使用した場合の避妊効果はほぼ100パーセントです。(自費診療)
その他、月経困難症、過多月経、子宮内膜症、不規則な生理周期などに対する治療効果も認められています。(保険診療)
また、将来の妊娠に悪影響を及ぼすこともありません。さらに、よく耳にする体重増加に関する懸念も不要です。
有名な副作用は血のかたまりが出来て血管が詰まってしまう血栓症です。40歳以上の方、肥満の方、喫煙者はハイリスクです。こうした服用禁忌に触れないかどうかをきちんと見極め、慎重に処方していきます。また新型コロナウイルス感染症と血栓症との関連から、ピル(OC,LEP)服用が血栓症をわずかに上昇させることが知られています。ピル以外の選択肢も考慮する場合もあります。今後の研究発表が待たれます。
避妊相談
避妊方法として主に経口避妊薬の低用量ピル(OC)と子宮内避妊器具(ミレーナ、IUSなど)があります。また、生理日の移動も可能です。結婚式、旅行などの行事で生理日をずらしたい方はご相談下さい。
避妊相談
子宮内避妊器具(IUD、ミレーナなど)
避妊というと、コンドームを装着したり、低用量ピルを飲んだりする方法がよく知られていますが、子宮内避妊器具(IUD)を使用することもできます。当クリニックではミレーナ52mg(IUS)をお勧めしています。ミレーナ52mgは、黄体ホルモンを子宮の中に持続的に放出する子宮内システム(IUS: Intrauterine System)です。低用量経口避妊薬(OC)の避妊効果と、子宮内避妊用具(IUD)の長期の避妊が可能であるという特徴を持っています。また、過多月経+月経困難症の治療薬として国内外のガイドラインですすめられています。現在では世界約130カ国で、延べ約3,900万人の女性が使用しています。またピルを服用しにくい方(血栓のリスクの方)にも、エストロゲンが含まれていないので使用出来ます。
普段の手入れや操作、内服などは必要無いので、一度挿入すればしばらくはそのままでよく、手間のかからない避妊法です。
ミレーナ(月経困難、過多月経の場合は保険適応があります。)
生理日移動について
生理は基本的に同じ周期で起こりますが、この生理予定日に旅行や結婚式、スポーツ競技会などを計画している場合、生理日を何日間か前後にずらすことが出来ます。このように生理日を移動させたい方はご相談ください。ピルを飲むことによって生理を遅らせたり、早めることも可能です。
月経移動
緊急避妊
避妊をしないでセックスしてしまった場合、コンドームが破けるなどのトラブルによって避妊の失敗をした場合には、緊急避妊によって事後的に妊娠を防止する方法があります。一般的にはアフターピル(緊急避妊薬)を使用します。無防備なセックスが行われた後、72時間以内に、しかもできるだけ速やかに所要量のピルを服用します。精卵が子宮内膜に着床し、妊娠が成立してからでは、アフターピルは無効になります。そのため、早めに服用しなければなりません。
なお、アフターピルを服用した場合であっても、妊娠を100%阻止できるというわけにはいきません。正しく服用した場合でも妊娠を防止できないケースがあります。従って、この方法は低用量ピルの代用とはなり得ないとご理解ください。また、アフターピルが本当に効いたかどうかは、服用後すぐにはわかりません。数日ないし数週間後に生理が来て、初めて分かります。詳しくはご相談ください。
レボノルゲストレル錠(性交後72時間以内に内服)
ブライダルチェック
ブライダルチェックと言うと結婚前に行われる婦人科検診だと思っている方もいらっしゃるようですが、そうしたケースだけでなく、妊娠・出産を控えた全ての女性が対象となります。名称に「ブライダル」という言葉がついているので、結婚式前に行う検査と誤解されがちなのですが、結婚してからも受けることが出来るのです。初期症状に気づきにくい婦人科系疾患の早期発見に結び付きやすく、早期の治療にもつながりやすいというメリットがあります。
具体的には、まず初めに生理の周期や状態、既往症などについてお伺いします。その上で外陰部や腟内を視診します。また、子宮や卵巣の状態を触診で調べます。血液検査によって血液型、風疹抗体、梅毒、B型肝炎、C型肝炎、HIV、クラミジアなどの感染の有無も確認します。さらに超音波検査を行い、子宮筋腫や子宮内膜症などの子宮の病気や卵巣の病気が無いか、また子宮や卵巣の発育状態や妊娠が可能かどうかなどを調べます。
精液検査
不妊の原因の約40%は男性側にもあるので,妊娠を考えた時点で精液検査を行っておくことは重要なことです。
当院では自動精子分析装置(SQA-i0)により迅速に精度の高い精子検査ができます。(予約制)
精液検査は事前の説明(3日間の禁欲、専用容器など)が必要なため「電話予約」でお願いします。ウェブからの予約は出来かねますのでご了承ください。
- 精子濃度
- 精子前進運動率
- 前進運動精子濃度
- SMI(精子運動性能指数)
- 不動率
- 正常形態率
など
ブライダルチェック
精液検査
ビタミン注射
ビタミン注射は体内におけるエネルギー産生の働きを促進し、蓄積した疲労物質を取り除くため、疲労回復効果が期待できます。コラーゲンの合成や動脈硬化の予防、免疫力増強などの作用もあり、風邪の予防や美容に効果的です。疲労している時には腸からの吸収力が低下しているので、食事やサプリメントからの摂取だけではビタミンが不足しがちです。そのような時にもビタミン注射はお勧めです。
静脈注射で直接体内に補給しますので、口から摂取するのに比べて吸収率が格段に高く、より大きな効果が期待できます。なお、注射の成分はビタミンなので副作用は殆どないと言われていますが、腎機能が低下している方、脱水状態の方、栄養状態の悪い方については注意が必要となります。
ビタミン注射
望まない妊娠についてのご相談
- ㇾ
- その妊娠は本当に望んでいた妊娠でしょうか?
- ㇾ
- パートナーは本当にあなたのことを大切に思ってくれていますか?
予定外の妊娠は女性の心とからだに大きな負荷をかけます。産む選択であれ、産まない選択であれ、人生のプランを考えるためのお手伝いをします。
ご相談
中絶ができる時期
中絶可能なのは21週までと法律で定められています。
中絶の方法(無痛MVA法)
当クリニックでは妊娠9週まで、静脈麻酔下での人工中絶手術を行っています。手術方法はWHOが推奨している安全で痛みの少ないMVA法/手動真空吸引法を採用しています。法律では妊娠21週までは中絶が可能ですが、12週以降の中絶は肉体的、精神的、経済的にも負担が大きいため、入院可能な病院へご紹介いたします。無痛日帰り手術についてはこちらをご覧ください。
初診料
中絶費用